開業当初、ブレンドを七種類試しました。最終的に三種類に絞ったのは2020年の春のことです。「なぜ増やさないんですか?」とよく聞かれます。答えは単純で、三種類で十分だからです。でも、その理由を少し詳しく書いておきます。
最初の七種類が失敗した理由 ¶
開業直後は、いろんなブレンドを試したくて七種類用意しました。でも、お客さんが選ぶのに時間がかかりすぎました。コーヒーを選ぶことに疲れてしまう方もいて、それは自分が作りたい空間と違うと感じました。選択肢を減らすことで、一杯に集中できるようになりました。
時間帯で選ぶという発想 ¶
三種類に絞るとき、「何を基準に選ぶか」を考えました。産地で選ぶ、焙煎度で選ぶ、いろんな方法があります。うちが選んだのは「時間帯」です。朝光ブレンドは午前中向け、夕暮れブレンドは夕方向け、青時間ブレンドは夜向け。シンプルですが、これが一番わかりやすかったです。
季節ごとの微調整 ¶
三種類のレシピは固定ではありません。毎年秋に新ロットの豆が届くたびに、焙煎士の村上さんと一緒に微調整します。大きくは変えませんが、豆の状態によって焙煎度や配合比率を少し変えることがあります。常連の方は気づくこともあります。気づいてもらえると、うれしいです。
増やさない理由 ¶
三種類で、朝から夜まで全部カバーできています。季節限定のブレンドを作ることも考えましたが、今のところやっていません。新しいものを作るより、今あるものをもっとよくすることに時間を使いたいと思っています。
三種のブレンドについての詳細は、メニューページでご確認ください。豆の販売もしています。