エチオピア・イルガチェフェは、スペシャルティコーヒーの世界でよく名前が出る産地です。「フルーティー」「ジャスミンのような香り」と言われることが多いですが、焙煎度によって全然違う顔を見せます。うちの夕暮れブレンドに使っているイルガチェフェは、少し深めに焙煎しています。その理由を書きます。

イルガチェフェとはどんな豆か

エチオピア南部のイルガチェフェ地区で栽培されるコーヒーです。標高が高く、昼夜の寒暖差が大きいため、豆の密度が高くなります。ウォッシュド(水洗式)で精製されることが多く、クリーンな酸味と花のような香りが特徴です。浅煎りにすると、ブルーベリーやレモンのような明るい風味が出ます。

深煎りにすると何が変わるか

浅煎りのイルガチェフェは個性が強く、ブレンドに使うと他の豆の風味を消してしまうことがあります。深めに焙煎すると、酸味が落ち着いて、カカオやダークチェリーのような深みが出てきます。夕暮れブレンドでは、この深みのあるイルガチェフェをベースに、コロンビア・ウイラの甘みを重ねています。

毎年ロットが変わる

農産物なので、毎年豆の状態が変わります。今年(2026年)のロットは、昨年より少し明るい酸味があります。焙煎士の村上さんと相談して、焙煎を少し深めにすることで調整しています。同じ産地の豆でも、年によって味が変わる。それが面白いところでもあります。

家で飲むときのおすすめの淹れ方

イルガチェフェを家で飲む場合、ペーパードリップがおすすめです。湯温は90〜92度、少し低めにすると酸味が穏やかになります。蒸らしは30秒。ゆっくり注ぐほど、甘みが出やすいです。うちの豆を買って家で試す場合は、まず夕暮れブレンドから始めてみてください。

イルガチェフェを使った夕暮れブレンドは、店内でも豆の販売でも提供しています。気になる方はアクセスとお問い合わせのページからご連絡ください。